人気がある・希望が多い入れ歯は?
患者様のお口の状態にもよりますが、人気のある治療法は、インプラント(人工歯根)、チタン床、スマイルデンチャー、コバルトクロム床、レジン床の順です。ゴールド床(金床)やマグネット(磁石)、アタッチメントなどは適応症例が限られるために使用頻度は少ないのですが、患者様の満足度は高いです。
お口の状態は千差万別ですから、患者様にとってベストな方法を選択することが大事です。
担当医と相談の上、最適な方法をお選び下さい。
入れ歯の基礎知識
- 1.入れ歯の部分について
- 床(しょう)・・入れ歯の床の部分です。床(しょう)と呼びます。この上に人工の歯を並べます。歯が一本もない場合には全部床(総入れ歯)になります。歯が一本でも残っていれば部分床(部分入れ歯)になります。床は使用される材料によって金属床(チタン、コバルトクロム、金)とレジン床(プラスチック)があります。最近では見た目のきれいな新素材(FRP)を用いたスマイルデンチャー、フレキサイト、スマートデンチャーなどが人気になっています。
- クラスプ(鈎)・・部分入れ歯を歯に固定する留め金のことです。金属を鋳造したキャストクラスプ、針金を曲げたワイヤークラスプ、見た目がきれいなホワイトフック(FRP)などがあります。
- 人工歯・・・入れ歯の歯の部分です。様々な色と形があります。見た目を美しくするためには人工歯の形はお顔の形に合わせ、色はお肌の色に合わせます。歯並びは唇の形に合わせます。これは当院独自の技術です。
- 2.入れ歯の製作工程について
- 印象採得(いんしょうさいとく)・・型取りのことです。「印象をとる」といいます。 型取りの材料としては、寒天、アルギン酸、シリコンなどの人工樹脂が単独、あるいは併用して用いられます。二つ以上の印象材を同時に用いることを連合印象といいます。
- 咬合採得(こうごうさいとく)・・上下の顎の位置を決める作業です。蝋提というパラフィンワックスをゆっくり噛んでいただきます。これを咬合器というかみ合わせを再現する装置に取り付けて入れ歯を作っていきます。
- 配列試適(はいれつしてき)・・軟らかいパラフィンワックスの上に人工歯を並べてきて、実際にお口にフィットするか確認する作業です。見た目が美しいか、かみ合わせは正しいか、安定はいいか、入れ歯の大きさはちょうどいいか、などをチェックします。
- 重合(じゅうごう)・・パラフィンワックスを樹脂(レジン)に置き換える作業です。 これで入れ歯が完成します。レジンを硬化させる方法には、加熱する方法と化学変化で硬くする方法、その両方を併用した方法があります。 重合期間中には十分に圧力をかけて入れ歯が変形しないように注意します。
